紛争の内容
相談者（妻）が、夫の携帯から不倫相手との写真の数々、ラブラブのメッセージのやりとりなどを多数発見したことをきっかけに、弊所に相談されました。相手の女性は、公的な役割を担う職場で働いている女性でした。
弊所は、すぐに証拠の保管を依頼し、不倫慰謝料請求事件として受任しました。
なお、弊所では、不倫慰謝料請求に係る交渉事件の着手金を０円と設定しており、手持ちがなくてもご依頼のしやすい料金設定を取っております。
交渉・調停・訴訟などの経過
交渉後、依頼者から証拠の提出を受け、すぐさま、相手方女性に対し、慰謝料請求の旨を記載した書面を送付することにしました。なお、最初の書面は、相手方が家族と同居している様子が見受けられたため、工夫をして郵便物を発送しました。
その後、相手方本人から謝罪の旨とともに金額面で話し合いを求められ、交渉を継続することになりました。交渉においては、当方依頼者は訴訟を覚悟するほどお怒りであり、一方で夫とは子どももいるので円満調整する方向で検討をしておりました。
途中、分割払いを求めてこられることもありましたが、合理的理由を説明し、一括での支払いを前提に協議を進めました。
また、交渉継続中にも夫と相手女性が連絡をとったことが判明しましたので、その点を指摘し、毅然とした態度で金額を求めました。
本事例の結末
最終的には、不倫相手からは、２００万円の一括払いを受けることで合意することとなり、また、求償権放棄、二度目の不貞時に３００万円を支払わせる誓約を得ることができました。
交渉期間は３ヶ月となり、裁判をすることなく金銭を回収することができました。
本事例に学ぶこと
弁護士が通知を出しているのに、その後に不倫相手と連絡を取り合ったりするような悪質な事案では、毅然とした態度で交渉する必要があり、依頼者には、裁判を起こす覚悟を持っていただきます。裁判を起こす覚悟がないと、金額を不当に減額されるリスクがあるからです。
もちろん、裁判は双方にとって負担が大きく、弁護士費用も掛かりますので、できるかぎり交渉で済むに越したことはありません。どこまで譲歩するかはご依頼者次第ですが、弊所としては、出来る限り検討材料をお示しし、最善の選択をしていただくよう配慮しております。
グリーンリーフ法律事務所は、地元埼玉で30年以上の実績があり、各分野について専門チームを設けています。ご依頼を受けた場合、専門チームの弁護士が担当します。まずは、一度お気軽にご相談ください。
