紛争の内容
夫は、同じ職場の部下の女性と不倫をし、出張と称して、当該女性と不倫旅行に行く等しており、そのことが夫の携帯にある画像、メッセージなどから判明しました。
小さい子を育てる妻は絶望し、何とか弁護士を検索して弊所にご相談されたのをきっかけに、不倫相手に対する慰謝料請求を進めることになりました。
交渉・調停・訴訟などの経過
交渉としては、まずは不倫慰謝料を請求する内容証明郵便を不倫相手に送付しましたところ、すぐに代理人弁護士を依頼し、代理人同士で交渉を開始しました。
最初はごく少額の回答しかなく、訴訟提起を視野に交渉を進めました。
その間、何と、代理人弁護士に無断で、夫と不倫相手が私的なやりとりをしていることが判明しました。
また、会社では、不倫しているという事実が広まり、不倫相手は転職することになりました。
その結果、こちらから代理人弁護士が介入しておきながら連絡を取り合うという極めて悪質な行為であると指摘し、転職による給料変動も考慮した上、示談が進みました。
本事例の結末
結論としては、150万円を数回の分割で支払う内容で合意し、再発時には違約金300万円を支払うことを約束させることができました。
150万円の分割については、代理人弁護士の預り口に入金させて管理する(そうすることで依頼者が口座を知られなくて済むし、入金確認をしないで済む。また、弁護士費用の清算も容易になる)ことになり、無事に全額の入金が確認できました。
本事例に学ぶこと
不倫関係にあった者同士は、代理人が介入し、通知で警告を発しているにもかかわらず、バレないと思って連絡を取り合うケースがあります。そのため、通知後も警戒を怠らないようにする必要があります。
当然、代理人介入後にも拘らず不倫を続けたとすれば、婚姻関係破綻について確信的であると評価することができますし、そうではない事案と比較しても悪質であることは一目瞭然です。
グリーンリーフ法律事務所は、地元埼玉で30年以上の実績があり、各分野について専門チームを設けています。ご依頼を受けた場合、専門チームの弁護士が担当します。まずは、一度お気軽にご相談ください。