紛争の内容
不貞をした後、不貞相手の配偶者から慰謝料の請求をされてしまいました。
交渉・調停・訴訟などの経過
当初はご本人で相手方の代理人と交渉をしてもらっていましたが、和解書の作成に至って、従前の内容と異なる内容や話合いに出ていなかった内容が不可されてしまったため、交渉の代理人としてご依頼を受けました。
本事例の結末
請求された慰謝料の額が不相応に高額ではなかったため、ここについては相手方に譲り、他方、守れる約束として入れて欲しい部分を交渉により入れてもらい、解決に至りました。
本事例に学ぶこと
和解ができない場合、慰謝料請求訴訟となることもあります。不当に高い慰謝料請求を受けた場合には、裁判(訴訟)で争うことも必要となりますが、不当に高いとはいえない場合には慰謝料額について応じることで、紛争の早期解決に至ることもあります。ただ、早期解決のためだけに守れない約束の和解書を作ってしまうと、その和解書に違反したときに再度争いになってしまいます。そのため、和解書の作成をする際には内容をしっかりと把握することが必要になると感じました。
記事監修 代表・弁護士 森田 茂夫